Dr.が薦める自立健康のススメ

Vol.8 がんを眺めれば、太古の生命の歴史が見える

この連載では、私たちが健康に生きていくために一番大切なことについて
田中佳先生に語っていただいた内容をご紹介していきます。

<田中先生からのメッセージ>
「健康を考えて、本質を追究した結果、医療は病気への対処だけであって、
健康になる手段が存在しなかったことに、医療を行いながら気づいてしまいました。
ショックでした。故に、ただ病院に通い続けても健康になることはできないのです。
まずは生命の神秘に感動して欲しいと思います。神業とも言える身体の仕組みを知り
、生きていることの感動を味わえば、自分が持つ潜在能力を信じざるを得なくなるでしょう。」



―前回は、「生き方を変えることで、がんが元通りになる」というシステムが
体の中で発動するというお話でした。私たちの意識が、細胞の意志に合った方向ならば、
がんが元に戻るし、合わなければ細胞は自滅を選択しているように見えますね。


そうね、見える。意識の方向性でいうと、気合いで癌を消した人もいるから、
これは思考の現実化にも匹敵するんじゃないかなあ。細胞に意志があるとするなら、
がん細胞にも意志はあるでしょう、当然。

がん細胞は自衛能力はとても高いけど、自らが創造した能力じゃないのよね。
自分の細胞核にあるDNAの中から使える機能を引っ張り出してオンにする。
すると、バリアが起動するみたいな感じかな。
例えるなら「実家のお蔵をあさっていたらお宝の掛け軸を発見!」みたいなことを
がん細胞がホイホイやっているのね。そのDNAの記録は太古の昔から培われたものでしょう? 
つまり、生物の系統樹の中に眠っている機能を探し出して使っているのよ。
がん細胞が。そのスーパーな能力を発揮するためにさ。
例えば、低酸素に強い遺伝子とか、酸素が無い時代に生きた生物の記憶でしょ? きっと。

―がん細胞の能力は、太古の生物の記憶?!

人体は酸素がなかったら死んじゃうじゃん。
でも、がん細胞は酸素がなくても生きる能力をオンにできる。
それは酸素のない時代の単細胞の時の歴史かもしれない。
メタンとかが大気の時代の生命体の記憶かもしれない。それは光合成細菌だって持ってるじゃない。
だったら、我々人間もその能力の一部を持っていてもいいじゃない。
使ってないだけで。今はその能力がオフになってるわけ。
がんの転移だって、凄いスーパー能力を使ってるでしょ。

―転移の何が凄いんですか?

正常の細胞は、分離ができないのに、がん細胞は分離できる。

―分離できない?どういう意味ですか?

正常な細胞は、例えるなら、はめ込んだガラスのように
どうやっても外すことができない。ロックされてるの。
細胞は細胞同士でロックしてる。電子顕微鏡で見ると、
連結器のようなものがある。

―細胞はふつう、外れないようになってるんですね。

細胞同士が薄く接着されているのね。完全密着ではないけれど、細胞間は何カ所もロック
されてるの。ところが、がんは分離できる。それって、おかしくない?ってなる訳よ。

―がんは、手を繋いでないんですか?

繋いでいても直ぐに離せる。だって、手を離さなかったら転移できないじゃん。
この能力って排卵に関係するよね、きっと。卵巣から1個の卵子が分離してるじゃない?
排卵のシステムも、考えてみたらとんでもなく凄いことだよね。
あと、転移したがん細胞が定着するのもおかしいんだよね。

―それって、おかしい事なんですか?

おかしい。例えば正常細胞が剥がれて血液に乗って流れていったとしても、
その細胞が根を張って細胞増殖することはできないんだよね。

―ふつうは死んじゃうんですか?

うん。死んじゃう。でも、がん細胞は血管造成因子のスイッチをオンにする。

―血管を作る因子?

あるんですよ。そういうスイッチが。どういうことかというと、その場で増殖して血管を
新たに引き入れて血液を取り入れるのね。例えば、私があなたお宅の押し入れに忍び込んで、
電気とか上下水道を勝手に引いて住んじゃう。
気づいたら押し入れに田中一家が住んでる、みたいな(笑)
 
―そんな!何でもやりたい放題じゃないですか!!(汗)

だって、それができないと転移ができないでしょ? 
臓器移植は、丸ごと取って血管を繋ぐじゃない。
血管を繋がずにそのまま埋め込んだら臓器が死んでしまうから。

でも、がん細胞は、細胞だけを移植しても生きられるの。
だから、手術でがん細胞をばらまくこともある訳よね。
更に、転移先を予約するシステムもあるのね。凄くない? 

血液に自分だけが識別できるマーカーを放出するわけ。暗号だね。
で、本体から分離したがん細胞がマーカーにくっつくのよ。
全国の空き部屋の予約を片っ端からするような感じかな。
くっついたら根を下ろして無限増殖ができる。いくらでも逃げおおせられる。
もっといやらしいのは免疫細胞をだませること。

―だませるってどういうことですか?

元は自分だから。退職した元社員みたいなものだから。顔パスで入って、中で悪さをする。
こういう能力の全ては、生命が太古の昔に使ってきたスイッチなわけ。
じゃあ、これらのスイッチをどうやって見つけ出してオンにできたの?
って…、がんの能力については語り切れない。
でも、がんは確かにすごい能力を持ってるけど、生命っていうシステムから見ると、
先に話したとおり、元に戻る方法はわかっている。

―がんのスーパー能力の獲得、そのがんが元に戻る仕組み、なんか鳥肌が立ちますね。

(次回に続く)
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