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EM・X GOLDレポート

EMX GOLD100%の中でウニが正常発生。
この事実はEMX GOLDが生物に極めて安全であることを示す。

(株)EM研究機構研究部・顧問 東中川 徹

8月に東京でEM医学会議2011が開催されました。EMX GOLDに関する研究成果の発表があるとのことで、発表内容に期待して会議に出席しました。

ひとつは、鳥取大名誉教授西連寺剛先生の「EM技術によるウイルス抑制効果」と、ここでご紹介する早稲田大学名誉教授の東中川徹先生の「ウニの発生に対するEMX GOLDの影響」と題する発表でした。

東中川先生の研究はともすれば目立たない研究でもあります。しかし、医学や健康の分野で、EMX GOLDの効果が示されればされるほど、その安全性は確実に保証されなければなりません。東京女子医科大学での取材の中で、東中川先生が、特に強調されていたのは、EMX GOLDの効果が生体あるいは細胞のいかなる経路を介して作用しているかについての研究がなされるべきであること、そして、一般に、化学薬剤、生薬、あるいは動物や植物由来の有効成分は、有効である半面、副作用という形で害を及ぼしたり、あるいは用いる量によっては負の効果をもたらすことが知られているので、新しく見出された物質、抽出成分については、有効性を主張すると同時に、生物毒性の有無の確認が必須であることでした。

今回、以下に東中川先生にお願いして、EM医学会議で発表された研究について、読者が理解しやすいように、特別にお願いして、寄稿していただきました。

1965 東京大学理学部化学科卒
1971 三菱化成生命科学研究所研究員
1973-1975 Carnegie発生学研究所Post Doctoral Fellow
1979 産業医科大学医学部分子生物学教室・助教授
1982 東京都立大学理学部生物学教室・助教授
1986 三菱化成生命科学研究所発生生物学研究部・部長
1997 早稲田大学教育学部生物学教室・教授
2010 同 定年退職・名誉教授
2010 (株)EM研究機構研究部・顧問

「ウニの発生に対するEM・XGOLDの影響」について

EMの力がどのような仕組みにより発揮されるのか、ということはあまりよくわかっていません。このことに興味を持ち、私はいろいろな生物を使ってこの問題に取り組んでいます。今回はウニについての実験を紹介しましょう。

1. 何故ウニなのか?

ウニは世界の海に広く分布しており、四季を通じて実験材料として使用可能です。そのため、ウニは受精、卵割、形態形成の仕組みを研究する発生生物学に適した実験モデルとして100年以上前から研究に使われて来ました。ウニはシャーレの中の海水中で卵に精子を加えることで簡単に受精させるが出来ます。受精卵の分裂によって生じた胚は透明で、分裂の様子など発生のプロセスを顕微鏡で追跡することができます。発生速度は速く、夏期では24時間、冬期でも48時間以内で骨格形成が始まりプルテウスとよばれる幼生になります。ゲノム・プロジェクトにより、ウニの一種アメリカムラサキウニについては2006年に全ゲノム構造が決定されました。それによるとゲノムサイズはヒトの約4分の1で、遺伝子数はほぼ同じであり、かつその70%がヒトと共通していることがわかりました。したがって、ウニでEM・XGOLDがどの遺伝子に影響を与えるかがわかるとすぐさまそれに対応するヒトの遺伝子がわかるのです。下等な生物で見つかったことが全生物に、そしてヒトにとっても重要であることが分かった例は歴史上多く見られます。たとえば、寿命に関係していると言われる染色体末端のテロメアという構造は、ゾウリムシの仲間のテトラヒメナという原生動物で初めて発見されました。このようなわけで、テストしたいある物質の生物への、そしてヒトへの影響をいち早く調べるのにウニはよいモデルになります。

一方、動物の初期発生は外界への感受性が高く、それだけに生物にとって最も重要な時期です。なかでもウニの受精や発生は外界のいろいろな刺激に対して敏感に反応することが知られています。このことは、テストしたい物質が生物に悪い影響を与えるような場合、その影響をきわめて敏感に検出するためウニは適しています。

2. 実験のやり方

海水中で発生するウニに対するEMX GOLDの影響を見たいわけですが、海水も液体でEMX GOLDも液体ですから単純に海水にEMX GOLDを加えるわけにはいきません。何故ならそうすると海水の塩濃度が下がってしまうからです。たとえば、10%のEMX GOLDを含む海水を100ml作ろうとして、海水90mlとEMX GOLD10mlを混ぜたとします。100mlの中にEMX GOLDが10ml含まれますからその混合液のEMX GOLD濃度は10%です。しかし、海水の塩濃度はもとの海水の90%になってしまいます。これでは海水に10%EMX GOLDを加えた実験はできません。では、どうすればよいでしょうか?
人工海水というものを知っているでしょうか?市販の人工海水用の塩類の混合物に水を加えて作ります(図1)。

図1.EMX GOLDを含む人工海水の作り方
図2.100%EMX GOLDを含む海水中でウニは正常に発生する
ウニは千葉県館山市のお茶の水女子大学湾岸生物教育研究センター周辺の海域より採集したムラキウニおよびアカウニを使用した。実験は同センターにおいて、2010年8月末と11月中旬に実施した。8月末の実験では発生過程の観察のみを実施し、11月中旬の実験では8月の実験の再現性を確認するとともに顕微鏡による撮影を実施した。海水は天然海水をミリポアフィルターで濾過したものを使用した。人工海水はSEALIFE(株式会社マリン・テック製)の粉末をミリポアフィルター濾過水に溶かして作製した。100%EMX GOLDを含む人工海水は、人工海水を作るときにミリポアフィルター濾過水のかわりにEMX GOLDを加えて作製した。観察は、受精→卵割期→桑実胚→胞胚→孵化→原腸胚→プリズム幼生→プルテウス幼生の順でおこなった。そのうち受精、卵割期、プルテウス幼生を図2に示す。図の上段は海水中での発生、下段は100%EMX GOLDを含む海水中での発生を示す。プルテウスについては内部構造が見えるように拡大して示してある。

海水に近い組成になるわけで海産の観賞魚の飼育や、生物学の実験で用いられます。これを使えば、加える水とEMX GOLDの体積比を変えれば自由に一定のパーセントのEMX GOLDを含む人工海水を作ることが出来ます。たとえば、人工海水100mlを作るとして、決められた量の塩類に水100ml加えると普通の人工海水、水50mlとEMX GOLD50 でEMX GOLD50%を含む人工海水、水を加えずEMX GOLD100mlを加えると100% EMX GOLDを含む人工海水を作ることが出来ます。実験はこのようにして作ったEMX GOLDを含む人工海水の中でウニの受精、卵割を経てプルテウス幼生に至るまでを顕微鏡で観察しました。

3. ウニはEM海水の中で発生する

なにしろウニの発生にEMX GOLDを加えてみよう、と言うわけですから何が起こるかわかりません。最初はEMX GOLDを10%、20%とおそるおそる増やしていきました。ウニは平然として、海水やEMX GOLDを含まない人工海水の中と同じように発生しました。そこで思い切ってEMX GOLDを50%にしてみました。やはり平気です。さらに思い切って人工海水を作る時水を一切加えずEMX GOLDのみを加えたもの、つまり100%EMX GOLDを含む人工海水を作り実験をして見ました。

図2から明らかなように、EMX GOLDを100%含む海水中でもウニは海水と同様に受精し、卵割し、プルテウス幼生まで発生しました。写真では示していませんが発生の途中段階、孵化や原腸胚形成なども海水と同様に起こり、かつ発生のタイミングも海水と同様でした。つまり、EMX GOLDが最も濃い状態(100%)でも、ウニの発生のタイミングが早まるとか、あるいは逆に受精阻害とか、発生が途中で止まるとか、そういう影響は何も見られなかった、という結論になります。

ウニの発生はプルテウス幼生のあと、変態して私たちが海岸で見るウニ形をした稚ウニになります。お茶の水女子大学湾岸生物教育研究センターには稚ウニが飼われていたので、ついでに稚ウニがEMX GOLDの中でどういうふるまいをするかを見てみました。図3にその時の写真を示しました。稚ウニは100% EM・XGOLDを含む海水中で観察した1~2日にわたり元気に動いていました。

図3.100%EMX GOLDを含む海水のなかで稚ウニは生きている
4. EM・XGOLDは安全である

EMはすごい力を発揮してますから、ウニの発生においても何か大きな影響を与えるかも知れない、と思って実験を始めたのでした。しかし、図2で示したように、100% EMX GOLDを含む海水中でも正常な発生を示しました。そして、冒頭に述べたEMのヒトへの効果を解くカギも得られませんでした。では、この実験は失敗だったのでしょうか。

これも冒頭で述べたましたが、ウニは外界の刺激にきわめて敏感であることが知られています。金属のバケツで汲んできた海水では発生が阻害されることが経験的に知られています。また、きわめて微量であっても合成洗剤を含む生活排水で汚染されているような海水では発生は著しく阻害されます。その他、温度、pH、圧力、重金属イオンなどでも発生は大きく阻害されます。さらに、ウニは環境濃度程度のエストロゲンや内分泌攪乱物質(通称、環境ホルモン)に敏感に影響されることも報告されています。

このような外界への感応性の高さと、初期発生を観察する有利さを利用して、アメリカやカナダでは海水の汚染度の生物学的測定に、ウニの受精卵を用いることが提唱されています。内分泌攪乱物質に関しては、OECD(経済協力開発機構)においてウニが検定候補生物となっています。

このように見て来ますと、今回の実験は無意味であった、あるいは失敗だったとは言えないようです。いや、見方を変えてみますと、今回のウニの実験は、EMX GOLDが生命活動を邪魔するような効果は全く持っていないことを示す積極的証拠としてとらえることが出来るのではないでしょうか。EMX GOLDがヒトに対して安全であることはこれまでもラットやウサギで示されてきました。ウニでの今回の結果はEMX GOLDの安全性を示すもうひとつの証拠として見ることが出来るでしょう。

本実験を行うにあたり、お茶の水女子大学湾岸生物教育研究センターの清本正人準教授にお世話になりました。ここに記して感謝の意を表したいと思います。

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