製造の現場から

世界中のお客様に
安全なEM・X GOLDを届けたい vol.2

株式会社EM研究機構
品質保証課 課長 森元 深雪さん

清掃は業務の一環、すべては安全のために

月1回は必ず環境検査をして清掃ができているか確認をしていきます。検査結果にて不具合がある箇所があれば、みんなでコミュニケーションをとりながら改善し効果確認をしています。掃除方法は手順書に細かく定められており、個人差なく行えるようにする必要があります。
環境検査の結果を用いて、皆で清掃方法を確立することにより、数値が正常範囲になったということが過去にありました。原因は清掃手順書が明確になっていなかったことで、「場所を拭く」とあった説明を「この場所はアルコールを使用して拭く」と直したところ、その後不具合はなくなりました。

ほんの些細なことでも、安全基準を満たさない製品を製造してしまうことに繋がってしまいます。『ここは絶対にやらないといけない』ではなくて、どういった理由でこの場所はこの清掃方法をしているのかを考えてもらう、現場の作業者でも理解して行ってもらえるように取り組んでいます。

製造ラインに入る前にホコリを取るローラー。使用したらマグネットを横へずらして使用回数を確認。 EMX GOLDの安全のために、製造部内でアイディアを出し合い、自分たちでできる最大限のことを追求しています。

より自分たちでできる最大限の管理をし、安心・安全な製品をお客様のお手元に届けるようにしなければならないと思っています。

みんなで意識を高めてEMX GOLDを守る

製造工程により、着用する衣類や靴を定めた一覧表。問題が起こったら、誰でも実践できるレベルで解決策を落とし込んでルールを運用している。

FSSC22000は従業員の教育訓練に関する項目もあります。教育訓練では、作業の訓練、衛生管理の訓練など、OJTを含め工場に入る人員は全員行っています。また、力量に関わらず、衛生管理に関する勉強会については2~3ヶ月に1回定期的に行っており、終わった後には必ずテストなどもしています。

最近では弊社の整理・整頓・清掃のスローガンである「5S」について勉強会を行いました。「5S」とは整理・整頓・清掃・清潔・しつけの頭文字のSをとったもので、食品安全を守るため基本となるものです。5Sが何故必要なのかを資料で確認したり、みんなでディスカッションを行いました。勉強会ではベテランから新入社員に知識を伝える場にもなっており、コミュニケーションもとりやすくなりました。その中で、「ここの管理は改善した方がいいのではないか」、「このような管理をしているのはなぜか」など、様々な意見が上がってきます。ISO22000、FSSC22000を通して教育訓練を行い、ものづくりの姿勢を高められていると思います。

他にも、衛生管理に意識づけについて、先程説明した内部監査などを通して様々な改善を行っています。例えば、工場のラインに入る時に外の汚れを持ち込まないよう製造エリア別に内履きと外履きを分けて履き替えるようにしているのですが、以前は外履き、内履きを1セットにし、個人の場所として使用していました。しかし内履き・外履きが交互に置かれているため、靴置き場の間違いが多くあり、交差汚染が起こる可能性があることが内部監査でわかりました。それを受けて、外履きと内履きをエリアで分けた結果、ミスが起こらなくなりました。

EMX GOLDを分析する森元さん

私は入社して7年目になります。製造部は結構若手が多いですが、EMX GOLDの製造を始めてから10年近く携わっている方々もいます。結構わきあいあいとしていて、コミュニケーションも活発なので楽しいです。品質保証課では、通常の検査業務に加え、工場でトラブルがあった際に現場に立ち会いながら課題の解決などを行っています。その際に、製造現場レベルだけではなく、ラボレベルでも検証も行います。それらの検証結果を用いて、自社基準を満たすための改善活動に繋げております。

お客様に安心・安全な製品が提供できるということに関しては、すごくやりがいを感じています。小さい問題をしっかりと検証を通じて解決した時は達成感を感じています。もう中堅なので、お客様に安全なEMX GOLDを届けることを確実にすることが、通年の目標です。

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